脱ステロイドでアトピーを治すためには長い時間がかかります。本当に治るのか治らないのか不安になることが多々あるでしょう。
そんなときに治る可能性を高める方法があったらどんなにすばらしいことでしょう。
今回は、アトピーを治す上で必要な重要なことを1つお伝えします。
脱ステロイドには脱保湿が必要
脱ステロイドだけでアトピーは次第によくなります。それは書籍やブログなどを参照いただければわかることです。今では写真つきで治っていく経過を示したものまであります。
しかし、個人差はやりどこの世界にもあるもので、アトピーの治る治らないについても同じで個人差があります。
どうせかゆくて辛い脱ステロイドを試すなら治る可能性を高めたいものです。
その治る可能性を高める方法があるのです。
それはすごく簡単なことです。
「何も肌に塗らない」
これを巷では、脱保湿と呼んでいます。
なぜ脱ステロイドには脱保湿も必要なのか
脱ステロイドを試すことで、肌自身の本来持っている炎症を抑えるという力を付けます。
これだけでは不十分です。肌の炎症を自らが抑えても、肌に潤いが出ないのです。
潤うということはどういうことか?
潤うとは、肌の保湿力を高めるということです。
肌の保湿力を高めるためには、保湿をしないという行為が必要なのです。
次のような話があります。
ある日本人の旅行者がいました。日本は他の国に比べてじめじめべとべと湿度が高い気候です。その旅行者は湿度が高い気候に慣れています。ある日、旅行者はアフリカ北部に数ヶ月間の旅行に行きました。アフリカ北部は年間の雨量が日本に比べて非常に少なく乾燥地帯です。そのため旅行者は、アフリカ北部に着くとすぐに肌が乾燥してぼろぼろになってしまいました。それを目にしたある現地の人が旅行者にこう言いました。「何も塗る必要はありません。直ぐにこの乾燥した気候に慣れますから」と。旅行者は少しためらいながらも、現地の人が言うことだから従ってみようと思いました。そう思った旅行者は、肌には何も塗らずに乾燥した肌でい続けました。するとどうでしょう、数週間後に肌が潤いを取り戻したのです。
この話のように、肌は本来自ら持っている保湿力を高めることができるのです。
脱保湿のやり方
ここで脱保湿は何も塗らないことについて書いてきましたが、それだけではありません。水分を口から摂らないことも脱保湿となります。
まったく水分を摂らないのでは脱水症状となり危険ですから、具体的には、少し喉が渇いている程度の状態を維持するようにしましょう。
また、脱保湿には、肌の保湿力を高めることの他にもメリットがあります。
体の水分が少し少ないことで、浸出液が出にくくなることと、肌が乾燥しているため引っかいても肌を掻き崩しにくいことです。
- 脱ステロイドの成功率を高めるには脱保湿が有効である
- 脱保湿は、何も塗らないことと、少し喉が渇いている程度を維持すること
まとめ
脱ステロイドの成功率を高めるためには脱保湿が必要です。
皮膚科に行けば、大概は、アトピーを治すために、ステロイド剤と保湿剤を塗り肌を乾燥させないことを言われます。では、なぜ脱ステロイドと脱保湿を言わないかは別の機会に紹介します。
まさに脱ステロイドと脱保湿はアトピーを治すための逆転の発想なのです。