なぜ皮膚科は必ずステロイドを処方するのか?その理由は?

脱ステロイド

アトピーの人が皮膚科に行くと決まってステロイドが処方されます。それも大量に。なぜなのでしょうか? 患者のニーズに合わせてステロイドを処方しない選択肢があっても良さそうですが。今回はその理由について述べていきます。

国内外のアトピー治療のガイドライン

日本にはアトピーを治すためのガイドラインがあります。日本皮膚科学会が作成した「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」です。そこには要約ですが、アトピー治療にステロイドを外用することとあります。これを考案したのは大学のある偉い教授です。偉いから故に、このガイドラインを簡単に変えられないのです。また、若手の医師もこのガイドラインの内容が教科書に書いてあるので、ステロイドがアトピーを治すことを疑いもなく処方するのです。

では、外国のアトピー治療のガイドラインはどのような内容なのでしょうか。アメリカ皮膚科学会のアトピー治療のガイドラインは、2014年に改定されて、ステロイドでの治療が触れられていません。また、ガイドラインに従ったとしてもすべてのアトピー患者が良くなるとは限らない、とわざわざ書かいてあるのです。これは、アトピーはステロイドでは治らない患者がいることや、ステロイドを止めることによってアトピーが治る患者がいることを踏まえた上での内容と考えられ、日本のステロイド一択の治療方法と比べると、アメリカの方が進んでいるのではないかと思います。

脱ステ医が脚光を浴びない理由

ステロイドを処方しない治療は、アトピー治療のガイドラインに反します。もし、アトピー患者にステロイドを処方せずに、患者からステロイドを処方してくれなかったから症状が悪化したんだと責められた場合に、医者は言い逃れができません。このため、ステロイドを使用しない治療に踏み切れないのです。

また、先程も述べたように、大学の偉い教授がステロイド治療を励行しているため、若手の医師がステロイドを使用しないアトピー治療が広まらないのです。

ステロイドは高く売れる

では、ステロイドを処方するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

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まず、患者側のメリットとしては、辛いアトピーの症状が、ステロイドを塗るだけで綺麗な肌に戻ることが言えます。それによって、熟睡できるし、仕事や勉強もはかどるし、短期的に見れば良いことだらけです。しかし、ステロイドは根本的にアトピーを治すことはしてくれませんが。

逆に、医者側のメリットは何があるでしょうか。もちろん、患者の症状を緩和することのメリットがあります。その他に、ステロイドを処方することで多くの収入が入るのです。つまり、他の治療薬に比べてステロイドは高価なのです。そのため、使い切れないぐらいの大量のステロイドを一度の受診で処方するのです。もしステロイドを処方しなくなったとしたら、皮膚科医は収入が減って、極端に言えば破産してしまうのです。

脱ステ医はストイック

脱ステ医の中には何十年とステロイドを処方しない方法でアトピーを治療している方がいます。アトピー治療のガイドラインに反しているにも関わらず、どのように批判を回避し、どのように生計を立てているのでしょうか。

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私が通っていた脱ステ医の事例を紹介します。

まず、その医者は、ステロイドではアトピーが治らないことを患者の症例から確信しています。ですので、「当院はステロイド外用剤を処方しません」という紙が院内に貼ってあります。これにより、ステロイドを処方しなかったから症状が悪化したんだという患者からの言いがかりは避けられます。

治療内容は、アトピーをアレルギーが原因と考えていて、アレルギー反応を抑える薬として、ヒスタグロビンを注射します。この注射は週に2回の頻度で合計6回以上は打つことで効果がでてきます。余談ですが、私はこの注射により毎年悩まされていたスギの花粉症が一時的にではありますが一切症状に出ませんでした。また、飲み薬として、抗アレルギー剤としてアレグラ、皮膚を正常に保つ働きのあるビタミンB2、肌の新陳代謝を促すビタミンB6を処方します。これにより、わずかながらの収入を得て生計を立てているのです。

まとめ

日本のアトピー治療のガイドラインはステロイドを外用することです。これにより、大部分の皮膚科医はアトピーにステロイドを処方するのです。しかし、ステロイドは肌の炎症を一時的に抑える効果があっても、アトピーを治すことはできません。アトピーの治療にステロイドを使用しない治療方法を選択肢として含めても良いのではないでしょうか。

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