アトピーの入浴はシンプルで短時間で済ませよう

痒みを抑える

アトピーの方にとって入浴は体がほてり、強烈な痒みに襲われ、入浴後は肌の乾燥も追加され、過酷なものです。少しでも簡単に入浴を済ませたいものです。今回は、入浴方法とその考え方についてお話します。

入浴時間

まず、入浴時間ですが、服を脱いで入浴して服を着るまでの合計時間を15分くらいとすると良いです。洗う前の入浴は1,2分、洗ってからの入浴は2,3分です。あまり長く入っていると皮膚がふやけてしまい刺激が強くなってしまいます。

洗い方

ナイロンタオルは絶対に使いません。使っている方は今すぐに捨ててください。なぜかというと、ナイロンタオルは皮膚を必要以上に深く傷つけてしまうのです。

綿100%のタオルに石鹸をよく泡立てて撫でるように洗います。力加減は、タオルの重みだけです。

かさぶたや黄色い浸出液の塊は無理に落とす必要はありません。多少、汚れが残っていても皮膚は30層ぐらいから成り立ち、1日1枚の皮膚が剥がれ落ちていきますから、汚れは自然と落ちていくのです。

必要以上に肌を綺麗にしようとしないことが大切です。アトピーの炎症の起きている皮膚には黄色ブドウ球菌という悪い菌が繁殖しやすいです。黄色ブドウ球菌は皮膚の再生を妨げて皮膚を薄くしてしまいます。だからと言って、洗いすぎると、今度は逆に常在菌の数も減ってしまいます。常在菌は黄色ブドウ球菌の繁殖を抑える役割があります。

石鹸やシャンプー

石鹸は保湿剤が入っていなく無添加で無香料のものを使います。無添加で無香料なものを選ぶ理由はできるだけ皮膚に刺激を与えないためです。固形ではなく液体が良いです。固形だと溶け残りが、皮膚とかさぶたの隙間に残りやすく、すすぎに時間がかかってしまうためです。

頭も無添加で無香料のシャンプーで洗います。石鹸で洗っても構いません。もし石鹸で髪を洗うなら髪がきしんでしまいますので、ぬるま湯にクエン酸を溶かしてリンスします。髪のきしみはなくなりツルツルになります。
石鹸はアルカリ性で髪を溶かすから髪がきしむのです。クエン酸は酸性ですから逆に髪の保護になります。クエン酸は酸味料として食品に使われる安全なものなので安心して使用できます。

個人的には、石鹸やシャンプーは「ミヨシ石鹸株式会社」のものがオススメです。無添加で無香料で、ドラッグストアですぐに手に入るからです。リンスも売られていて、成分を見るとクエン酸が主成分であることがわかります。クエン酸は100均のダイソーでも売っているので手に入りやすいです。

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湯の温度

温度はぬるま湯が良いです。冷たくもなく熱くもないぬるいと感じる程度の温度です。必要以上に皮脂を落とさないことが重要です。自分で作った皮脂がある意味、自家製の保湿剤なのです。脱保湿とは反していますが多少は残っていても問題ないでしょう。

熱い湯はよくありません。必要以上に皮脂を落としてしまいます。ところで、ヒートテックプロテインをご存知でしょうか。傷んだ皮膚を修復する能力を持ったタンパク質のことです。50度ぐらいの熱い湯に触れると、タンパク質が変化してヒートショックプロテインになります。しかし、熱い湯は、交感神経を活発にして睡眠の妨げとなったり活性酸素が体内で生成されたりデメリットがあるのでおすすめしません。また、熱い湯は、痒い肌に当てると気持ちが良いものです。当てている時は良いのですが、その後の肌の乾燥が酷くなるので、やはり熱い湯は止めたほうが良いです。

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逆に冷水はどうでしょう。ステロイド剤で弱った副腎を鍛えるために冷水は良いです。寒いと感じ、びっくりした時に副腎は鍛えられます。副腎は副腎皮質ホルモンを分泌するところです。ステロイド剤を塗り続けると、副腎からの副腎皮質ホルモンの分泌量が減ると言われています。副腎皮質ホルモンが外部から加えられることにより、人間の臓器は怠け者で必要以上のことはしなくなるからです。ちなみに、ステロイド剤には人口の副腎皮質ホルモンが配合されています。結論としては、副腎を鍛えるには冷水を浴びるのは良いとされています。

シャワーか風呂か

シャワーだと勢いが強いです。そのため、必要以上に皮脂やかさぶたを取ってしまいます。

風呂は、アトピーの炎症で、浸出液やかさぶたで汚くなりますので個人的には避けたいところです。ゆっくり温まって結構を促進させ肌の新陳代謝を高める効果は良いと思います。

そこで、私のおすすめですが、ぬるま湯を桶に汲んで、体にかける入浴方法が良いです。桶を持つときに両手を使うので入浴中に体を掻かない状況を作ることができますので。

オススメ入浴方法

私の場合は、泡立てるのが面倒、リンスするのが面倒、といろいろと省いた入浴方法です。どういうことかと言うと、風呂でもシャワーでもなく、桶にぬるま湯を溜めて頭から流すだけです。石鹸、シャンプー、リンスは使わないのです。

具体的には、頭は脂っぽいので湯を張った桶のに頭を突っ込み指の腹で洗います。体は5回くらいすすぎます。脇の下と陰部やお尻は汗などで汚くなりやすいので、また、炎症部分は黄色ブドウ球菌を落とすために、手で撫でて洗います。石鹸は使いません。撫でるとき、指の腹や手のひらで風船を割らない程度の力加減です。誤っても、爪を立てて皮膚に傷をつけません。

シャンプーを使わないので、初めのうちは頭の脂っぽさが気になります。しかし、数カ月続けると人間は適用力があり、頭は必要以上の脂は出さなくなり、正常に戻りました。

湯上り後

さて、問題の湯上り後です。

肌についた水滴をタオルをポンポン軽く押し当てるようにして拭きます。ゴシゴシ擦ってはダメです。勿論、ステロイド剤は塗りません。肌の保湿能力を高めるために、あえて乾燥させた状態を作り出すため保湿剤も塗らない。つまり、脱ステロイドと脱保湿をします。

肌の水分が蒸発するに従って、湯上り後の特有の強烈な痒みに襲われます。15分ぐらいで痒みが弱くなるので、ここはとにかく何らかの行動して気を紛らわせることで掻かずに痒みを乗り切ります。

入浴する頻度

入浴する頻度は、冬なら週に1回、夏なら1日1回、春や秋は2,3日に1回が目安です。頻度は少ない方が良いです。入浴しないことも脱保湿となるのです。

汗をよくかく夏場は、昼間に追加で1回入浴しても良いです。ただし、汗を流すだけと考えましょう。つまり石鹸やシャンプーを使わなく、石鹸やシャンプーを使うのは1日1回でよいです。洗いすぎは上述したように常在菌を必要以上に流してしまいよくありません。

日本は清潔志向が強い国だという考えもあります。大体の家庭は風呂に毎日入りますので。しかし、逆に、チベットでは月に2回程度しか風呂に入らないそうです。チベットではアトピーの人がほぼいないと言われています。入浴回数がアトピーの有無に影響があるとも言われています。

まとめ

アトピーの入浴は肌に刺激が加わるので、気を使いながら入る必要があります。ただ単に、ぬるま湯を体にかけるだけでも、大部分の汚れは落ちるものです。今回紹介した入浴方法を参考にして、入浴という過酷な試練を乗り越えていきましょう。

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