アトピーが治ると皮膚に色素沈着するけれどいつ落ちるのか?

知識

アトピーによって色素沈着で皮膚の表面が黒くなることがあります。皮膚が黒ずむと人前に出るのも嫌になってしまいます。色素沈着はどうしてついたのか、いつ取れるのかということについてお話していきます。

色素沈着はいずれ消える

色素沈着はいずれ剥がれ落ちます。あえて「剥がれ落ちる」という表現をしてみました。というのも、色素沈着が落ちるときは、ポロッと分厚い黒ずんだ皮が剥がれるからです。

日焼けして皮が剥ける経験をしたことのある方はいるでしょうか。それと同じような剥け方をします。日焼けして剝ける皮はひらひらと風に飛ばされそうな1ミリも満たない薄い皮が剥がれます。しかし、色素沈着の場合はそれよりも厚い1ミリほどの黒い皮膚が剥がれ落ちます。もちろん、剥がれると通常の皮膚の色になります。

どれぐらいで剥がれ落ちるかというと場所によってまちまちなのです。というのも、後述しますが皮膚に刺激を加えるとまた色素沈着されてしまうからです。例えば、色素沈着となっているんだけど、その部分がまた痒くなってボリボリ掻いてしまうとします。すると、そこがまた色素沈着の色が強くなってしまうのです。

痒くなく皮膚に刺激を与えないでおいた場合は、早くて1ヶ月ほどで色素沈着は落ちます。これは皮膚の入れ替わりの周期に依存すると考えられます。

人間の皮膚はだいたい1ヶ月で入れ替わります。しかし、その周期は年齢とともに長くなります。以下のようなデータがあります。若ければ若いほど皮膚の入れ替わる周期は早いです。ですので、アトピー治療を早く始めれば治りも早いということが言えます。

  • 赤ちゃんで約14日周期
  • 10歳代で約 20日周期
  • 20歳代で約 28日周期
  • 30歳代で約 40日周期
  • 40歳代で約 55日周期
  • 50歳代で約 75日周期
  • 60歳代で約100日周期

皮膚の部位によっても皮膚の入れ替わる周期は変わってきます。顔が10日とすると前腕は20日、手や足などの末端は40日程度と言われています。この周期の違いは血液の流れる量によるものと考えられます。

消えない色素沈着もある

色素沈着には消えないものもあります。

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皮膚は、大きく分けて表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」にわけられます。ターンオーバーが起きているのは表皮のみです。

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表皮に色素沈着すれば早くて1ヶ月ほどで消えます。しかし、真皮や皮下組織に色素沈着すれば、ターンオーバーがほとんどありませんから、落ちにくいでしょう。根気よく数年か色素沈着が消えるのを待つかレーザーで焼いて落とすぐらいでしょうか。

色素沈着の原因は皮膚への刺激です。皮膚に刺激を与えると、メラノサイトという細胞が活性化して黒色のメラニン色素を作り出します。これが原因で色素沈着するのです。色素沈着したくなければとにかく皮膚への刺激を抑えましょう。といってもアトピーの痒みは強烈ですので無意識にでも掻いてしまいますので、無理は言いません。

正常なターンオーバー

皮膚が作られそれが次の皮膚に押し上げられ最終的にアカとなって落ち、ちょうどいい具合に皮膚の生成と死滅のバランスが取れていることを「ターンオーバー」と言います。このターンオーバーは上述したように年齢や部位によって変わります。

よく誤るのが、ターンオーバーは早いほうが良いという考えです。ターンオーバーが早くても遅くても困った事態になってしまいます。困った事態は後述しますが、ターンオーバーは年齢や部位によって異なり上述した周期が正常のものとなります。

ターンオーバーが早いことと遅いことは、皮膚の死滅が早いことと遅いことと言い換えられます。

死滅が早いと、皮膚がボロボロの状態です。未熟な皮膚が育った証拠です。その原因として睡眠不足や栄養不足、ビタミン不足などが考えられます。

逆に死滅が遅いと、皮膚が固くなってしまいます。足の裏のように角質が分厚いゴワゴワした状態ですね。

ということで、正常なターンオーバーがより良いのです。正常なターンオーバーとなるためには、当たり前のことなのですが、1日3食を摂り、適度な運動をし、十分な睡眠をとることです。

アトピーにとっても正常なターンオーバーになることを心がけ、皮膚の異常を軽減しましょう。色素沈着はいずれ消えるのであまり気にしないという解決策も一案かと思います。

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